家族に負担をかけず、故人様の想いを形にする葬送
「直葬後に海洋散骨」のススメ
近年、亡くなった人を見送る選択肢が増え、従来の形にとらわれない選択をする人が増えています。今回は「葬式もお墓もいらない」─── という故人様の想いを形にする葬送プランをご紹介します。具体的には、斎場などを借りて葬儀はせずに、直葬(火葬のみ)を行った後、海洋散骨を実施するというものです。クルーズ船をチャーターする「乗船散骨」であれば、海の上で親しい人たちと故人様の思い出を語らうかけがえのない時間が過ごせます。「委託散骨」であれば、費用負担を抑えながら故人様の最期の願いを叶えることができるお見送りとなります。
直葬とは
直葬(ちょくそう)とは、通夜や告別式などの儀式を省略し、故人様を火葬する形式の葬儀を指します。密葬や火葬式とも呼ばれ、主に家族や親しい親戚など、ごく限られた身内だけが参列するのが一般的です。
この形式にはいくつかのメリットがあります。まず、通夜や告別式を行わないため、葬儀費用を大幅に抑えることができます。おおよその費用感ですが、20万円前後です。参列者への対応が不要となるため、葬儀を取り仕切る負担が軽減されます。さらに、葬儀後の対応も最小限で済むため、遺族の精神的な負担を減らすことができる点も魅力です。
一方で、直葬にはデメリットも存在します。例えば、故人様が菩提寺に属している場合、直葬を理由に納骨を断られるケースがあるため、事前に確認が必要です。また、親族の中には直葬に反対する人がいるかもしれないため、慎重に意見を聞き、対応することが求められます。さらに、通夜や告別式を行わないため、故人とのお別れの時間が限られる点も課題の一つです。
直葬と相性の良い海洋散骨
上記のデメリットに対して相性が良いのが海洋散骨です。海洋散骨は海の上という非日常的な空間で、明るく笑顔でお見送りができる方法です。当店でも「家族葬をするくらいなら、その分本人の希望でもあった散骨をしてあげたい」というご相談をいただき、実際その通りにされた相談者様がいらっしゃいました。海洋散骨という選択肢が普及するにつれて、葬儀についても選択できる余地が増えています。
直葬後に海洋散骨を行うことで、供養の形に柔軟性が生まれます。散骨場所を海に選ぶことで、故人が好きだった海辺や、家族の思い出が詰まった特定のエリアで散骨を行うことが可能です。また、直葬は参列者を限定する形式であるため、個別の希望や事情に応じて対応しやすく、散骨もプライベートな形で行うことができます。海洋散骨と直葬を組み合わせることで、故人の生前の願いを叶えやすくなります。たとえば、「シンプルに送ってほしい」「自然に還りたい」といった希望に応えることができます。また、直葬後に海洋散骨を行うことで、家族や親族が落ち着いた状態で供養に専念できるという利点もあります。
これからのお見送りとご供養を一緒に考えませんか
近年、お見送りの方法が増えている反面、「そんな方法があったなんて知らなかった」「普通に葬儀をしたが散骨にすればよかった」と言ったリサーチ不足による後悔の念を抱いている人は少なくありません。ただ、テレビやネットからだけでは全てを網羅することはできないでしょう。佛縁堂あみりとでは、そうした方に向けた情報提供を無料で行なっています。どうしても、葬儀や供養は後回しにしがちな事柄ではあります。しかし、いざという時に慌てず後悔しない選択をするためにも、事前の情報収集と意思の共有が非常に重要になります。情報収集がてら、お気軽にご相談いただけたらと存じます。
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