墓じまいで気になるお骨の行き先。ご供養の手段が多様化している現代だからこそ、その人の希望や家族の納得感、次世代への気遣いが求められます。
様々な選択肢
墓じまいをする際に考えなければならないのは、お骨の移動先です。墓地の更地化に伴い、カロートにある骨壷は家族の元へと戻ってきます。これを新たな墓地に納めると、「改葬」になります。この改葬先には様々な選択肢があります。 一つは、それまでと同様、一族のお墓を寺院墓地や霊園で購入するものです。寺院墓地では新たに檀家になり、お寺を支える一員になる必要があります。
もう一つは、樹木葬・永代供養墓です。霊園のほか、寺院でも取り入れているところが増えています。同じ寺院墓地でも、永代供養墓であれば檀家になる必要はなく、法事や年会費などもかからないうえ、いつでもお参りできるので、残された家族の負担が最小限に済むのが特徴です。また、従来のお墓と比べると購入費用が半分ほどに収まるのも人気の理由です。近年、大きな支持を集めており、データにも表れています。『週刊東洋経済』(東洋新報社)2024/4/13号の特集記事によれば、「購入したお墓の種類」を聞いたアンケートで、2010年には一般墓が91%だったのが、2024年には21.8%と1/4にまで減少しました。
その代わりに樹木葬が2019年〜20年の間に急増して初めて一般墓を追い抜き、24年時点では48.7%の人が樹木葬を選ぶまでになっています。一般墓や納骨堂にダブルスコアをつけ、最も人気のお墓のタイプとなりました。
埋葬だけでない方法
また、従来のお墓ではない形態も浸透しています。 その一つが、海洋散骨です。著名人が実施した様子を多くのメディアが報じたことなどから、その認知度が広まりました。また、屋外で船の上で行う海洋散骨は、「三密」を避けたコロナ禍において受け入れられました。思い出の海でいつでも会えます。大きく分けて2つの方法があり、委託(代理)散骨は事業者にお骨を預けて撒いてもらうもの。乗船散骨は、家族や親しい人と船をチャーターして自分たちの手で散骨するものです。前者の費用は約5〜10万円、後者は約20〜30万円台となっています。
いつまでも個人様を身近に感じていたいという人は、手元供養を選択しています。ご遺骨の全部/一部を小さな骨壷に入れ、仏壇に安置する方法や、ペンタントなどのアクセサリーに少量のお骨を収めて、身につけている方もいらっしゃいます。
「一部を海洋散骨、残りを永代供養墓に」「代理散骨で思い出の海に撒いてもらい少量だけ手元供養」というように、これらのご供養方法を組み合わせている方もたくさんいらっしゃいます。ご先祖様を身近に感じつつ、多様な選択肢から無理ない持続可能な形を選んでご供養する。現代の暮らしにあったこれからのご供養は、画一的なものではなく、オンリーワンの形ではないでしょうか。
会って、話して、解決を
佛縁堂あみりとでは、お墓のお悩みに対するご相談にワンストップで対応。皆様が納得いく答えに辿り着くまで伴走いたします。ちょっとした困りごとから、将来を見据えた決断まで、何でもお寄せください。墓じまいの手続きサポートや、専門家に手続き全てを代行する「安心サポートプラン」もご用意しています。店内には手元供養品を取り揃えているほか、樹木葬/永代供養墓や海洋散骨のご紹介もしています。お気軽にお越しください。
佛縁堂あみりと
住所:249-0006 逗子市逗子5-4-35
電話:046-813-5035 Mail : info@amirito.jp
営業時間:10:00~18:00(日曜定休)
アクセス:JR横須賀線「逗子」駅から徒歩5分、京急逗子線「逗子・葉山」駅から徒歩5分
逗子郵便局向かい