新盆(初盆)の際、三浦半島の地域では「かけ袋」という道中支度を準備します。これは、故人が初めて里帰りする際に必要なもので、施主や親族が施餓鬼法要の際にお寺様に奉納します。三浦半島地域では、木綿の三角の袋にお米を入れて縫い閉じ、施主の名前と戒名を書き、半紙で包んだ道中のお小遣い銭、草履、白扇子、麻ひもなどを入れて準備します。
三角のかけ袋は木綿の袋にお米を入れ、故人様の戒名と施主様の名前を記載します。麻ひもは履物が切れた時のためのもの、半紙は道中のお小遣いを包み、草履は故人様が履いて帰るもの、白扇子は道中の暑さをしのぐためのものとされています。
当店では「かけ袋セット」を税込2,000円でご用意しております。袋の中にジップ付きビニール袋を入れているため、お米が漏れる心配がありません。また、布用両面テープ付きなので、縫わずとも閉じることができます。そのほか新盆用の白提灯なども揃えておりますので、皆様のご来店をお待ち申し上げます。